皆様こんばんは。
先日、日本女性医学会のワークショップが群馬県前橋市で開催され、参加してまいりました。

福岡県久山町で、半世紀以上にわたり継続している生活習慣病の調査の結果の講演がありました。
その調査結果によりますと、ここ数十年で、女性のアルツハイマー型認知症が急増しているようです。

なんでそんなに増えているかを調べたところ、糖尿病にその原因があるとのことでした。アルツハイマー型認知症と同様に、女性の糖尿病も増えていました。

解析の結果、糖尿病があるとアルツハイマー型認知症になるリスクは2.1倍にも増え、これは高血圧や喫煙よりもリスクが高いそうです。

また、握力の低下(加齢による筋肉量の減少)に伴い、アルツハイマー型認知症も増えているとのことでした。

女性のアルツハイマー型認知症の予防には、
①やせる
②筋肉つける
③糖尿病の予防!が大事であり、そのためには
筋肉を落とさない痩せ方をすることと、1日30分以上のウォーキングが推奨されていました。

しかし一方で痩せすぎもよくないと、骨粗鬆症の講演で話がでていました。痩せている人(具体的にはBMIが18以下)は3分の2が骨密度の低下あるいは骨粗鬆症であるとのことでした。

年齢がわかくても、痩せているのであれば骨密度が低下している可能性もあり、将来骨折のリスクもあります。積極的な骨密度の検査を検討してもよいと思います。

では皆様、お元気でお過ごしください。