皆様おはようございます。
先日、午後を休診にさせて頂きまして、川崎市保健所が主催の川崎市北部3区(宮前区・多摩区・麻生区)産科医療機関と保健福祉機関の連携連絡会議に参加してまいりました。開催場所は麻生区役所です。

聖マリアンナ医科大学から、3月以降のコロナ感染妊婦さんへの対応についての報告がありました。総合母子医療センター内を急ピッチで改造し、看護スタッフと医師が懸命の対応をしてくれていること。しかし、それによる負荷とストレスは半端なく、医療スタッフの精神的なフォローがこれからの課題である、という内容でした。

この3月まで同じ病棟で一緒に仕事をしていましたし、4月以降も週に1回はマリアンナで外来を受け持っていることから病棟にも顔を出しています。今でも外での会食がほぼ禁止。院内での食事は食事中の会話をしないように皆別々、1人で食べる、という労働環境です。いつまでこれが続くかわからない状況ですので、医療者としての責任感だけでは難しくなっていると思います。

そのほかにもコロナ渦により、
母親、両親学級が無くなってしまたため、産前産後の過ごし方などを対面で相談できる機会が無くなり、困ってしまっている妊婦さんが急増していること。

立会分娩ができる施設は増えてきているが、まだまだ慎重に対応している施設もあること。

里帰り分娩を断られたり、母親が分娩後に手伝いに来てくれる予定だったのにできなくなったり、妊娠当初の分娩計画を変えざる得なかった妊婦さんが多くいらしたこと。

産後うつになる患者さんが2倍に増えたという試算があること。

助産所が主催していたサロンの多くが中止となっていたが、再開を求めるニーズが多くあること。

などの情報提供がありました。
当院は分娩施設ではありませんが、私はずっと大学病院で産科外来を担当しておりましたし、助産師さんも勤務してくれているので、産後の母乳の相談や育児相談、気分の不調についてなどのお手伝いはできますので、お気軽にお声がけください。

また、インフルエンザのワクチンもまだ接種できますので、ご希望の方はお電話での予約をお願いいたします。
では皆様、お元気でお過ごしください。