皆様おはようございます。
ざ瘡・・ニキビについての講演のまとめです。

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ざ瘡トータルマネージメント

  • ざ瘡患者の皮膚のpHは上昇している。逆に低い場合には常在菌の成長が促進される
  • ざ瘡がある場合、1日2回の洗顔が有効。
  • シリコン樹脂が含有されている日焼け止めは洗顔で落ちにくい。落としにくいものを塗った場合にはしっかり落とすことが大事(コンシーラ・日焼け止めなど)。きめ細かい泡ができる洗顔せっけんは油性成分をよく落とすので勧められる。
  • 口まわりは皮脂が少ないためバリア機能が低下しやすいが、マスク下では油性成分のつけすぎに注意が必要。
  • ざ瘡が悪化した際にはデュアック配合ゲルを用いる。
  • ざ瘡誘発性炎症後色素沈着はアジア人の47.4%に発症する。
  • ざ瘡後萎縮性瘢痕はざ瘡の皮膚トラブルの中で最も難治性である。軽症の皮疹からもできる。
  • ざ瘡の治療としてデュアック®はアクネ菌と炎症に対して二つの効果をもち(過酸化ベンゾイルとクリンダマイシン)有効。また、ピーリング、フォトフェイシャル、Vビームも選択肢の一つ。

今回で美容皮膚科学会のシリーズはおしまいです。
美容皮膚科の領域は、産婦人科領域よりも勉強・経験がまだ浅く、物足りなく感じられることもあるかもしれませんが、日々精進してまいります。
では皆様今日もお元気でお過ごしください