皆様おはようございます。
先日株式会社セリスタ主催のウェビナーがありました。
このウェビナーは、セリスタの社長さんが司会進行をされているのですが、お便りの紹介などラジオのパーソナリティーみたいで拝見していて非常に面白いです。医療関係者でなくても無料で楽しく拝聴できますので、日曜日の10時から、お勧めします。今回はそ鉛中毒のお話を伺いましたのでそれをまとめました。

鉛汚染の診断と治療

  • ヒ素、鉛、水銀、カドミウム、ニッケル、アルミニウムなどが有害金属といわれている。
  • 亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)は同族元素の関係で、亜鉛が減るとカドミウムや水銀が増えやすい。
  • 1979年のニューイングランドジャーナルにおいて、現代人の骨には1000年前のヒトの700~1000倍の濃度の鉛が含まれている。1000年前のネイティブアメリカン40μg/70kgBWに対して、現代人40mg/70kgBWとのこと。
  • 鉛の体内への侵入経路として、水道、塗料、化粧、漢方、はんだ、鉛蓄電池、銃弾(散弾銃)、土壌汚染、肥料、排気ガス、大気汚染、たばこなどがある。
  • 2015年10月8日、神奈川新聞:横浜水道局は、鉛水道管のままである2万6千世帯のうち4割が交換を望まなかったと発表した。自費での交換となることが原因と考えられるが、この水道管を流れる鉛の濃度が高いことは想像に難くない。
  • 煎じた漢方薬で鉛中毒になることがある。原因は生薬に付着している有毒金属。ただし、ツムラやクラシエなどの会社では厳しくチェックされているので安心とのこと。

本日はここまでです。あまり有害金属について気にせず生きてきたのですが、怖いですね。更年期障害の鑑別診断として亜鉛が欠乏していないか調べさせていただくことはありますが、有害金属の過剰まではまだなかなか調べ切れていません。オリゴスキャンも導入したほうが良いのかどうか・・悩みどころです。では皆様、お元気でお過ごしください