性感染症学会という、ニッチな学会に参加してまいりました。いつもそうなのか、今回はなのかは分かりませんが、梅毒についての講演が多く勉強になりました。プラセンタ学会でいつもお世話になっている山口県の産婦人科医、金子先生に偶然お会いしました。この学会の専門医だそうです。素晴らしい。
梅毒は診断したら行政への報告が義務付けられています。私が医師になった約20数年前には梅毒の患者さんにお会いすることはなく、過去の病気と称されていましたが、近年過去一の報告件数になっています。
今回の学会は特に、梅毒の診断治療に不慣れな医師への教育というセッションでは、泌尿器科、産婦人科、耳鼻科のコラボで全体像が把握できました。梅毒単独で感染するわけではなく、他の性病と一緒に感染している可能性が高いと疑って積極的に梅毒検査をする必要性を感じました。
気になる方は早めに受診してください。診断は採血検査で行います。治療は早期の梅毒であれば筋肉注射1発でおしまいです。では皆さま、お元気でお過ごしください。