五十嵐レディースクリニック

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アフターピル(緊急避妊薬)

アフターピル(緊急避妊薬)

避妊の失敗や不安があるときに用いるアフターピル(緊急避妊薬)の効果・服用方法・副作用・費用・受け取りまでを詳しく解説します。川崎市の五十嵐レディースクリニックが専門医の診療体制で安心してご相談いただけます。

こんなお悩みの方は
ご相談ください

  • 避妊がうまくいかなかったようで、心配になっている
  • ピルを飲み忘れることがあり、避妊効果が十分か不安に感じている
  • 繰り返しアフターピルを使う状況を見直したいと思っている
  • 避妊についてパートナーと十分に話し合えていない
  • 予期せぬ性的なトラブルや心に残るつらい経験があった
五十嵐レディースクリニック院長 五十嵐豪
五十嵐レディースクリニック
院長 五十嵐 豪

日本産科婦人科学会専門医・女性ヘルスケア専門医として産婦人科医療に長年携わり、聖マリアンナ医科大学産婦人科学の臨床教授も務めています。現在は医療法人寬繋会 五十嵐レディースクリニック理事長として、地域の女性医療に力を注いでいます。

CONTENTS もくじ

アフターピル(緊急避妊薬)とは

アフターピル(緊急避妊薬)
アフターピル(緊急避妊薬)とは、避妊をせずに行われた、または避妊が不十分だった性交後に、緊急的に妊娠を防ぐことを目的として使用される薬です。希望するすべての女性が対象であり、性交後に服用するため、低用量ピルのように事前に計画的に妊娠を回避する経口避妊薬とは根本的に異なります。

また、アフターピルは病気の治療薬ではないため、健康保険の適用はなく自費診療となります。早めの服用が効果を高めるため、避妊の失敗や不安がある場合は、できるだけ速やかに医療機関へ相談することが大切です。(産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023、緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)

どんな場合に使用するべき?

どんな場合にアフターピル(緊急避妊薬)を使用するべき?
アフターピルは、避妊を行わなかった場合や、低用量ピルの服用忘れ・下痢などによる薬の吸収不良、望まない性的接触、外用避妊具の破損・脱落・適切に使用できなかった場合などに使用されます。

服用後に吐き気を感じることがありますが、ほとんどの場合は嘔吐に至りません。万が一、服用から2時間以内に吐いてしまった場合は薬が吸収されていない可能性があるため、追加で1錠を服用する必要があります。

そして服用後多くの方は予定の生理日の前または7日後以内に生理があるため、7日以上遅れた場合には受診をお勧めします。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)

アフターピル(緊急避妊薬)は72時間以内に服用してください

アフターピルは、服用までの時間が長くなるほど避妊効果が低下します。妊娠阻止率は、24時間以内の服用で約95%、48時間以内で約85%、72時間以内で約58%に下がります。一般的には72時間以内の服用が推奨されますが、最大120時間以内であれば一定の効果が期待できます。ただし72時間を超える場合は効果が低下するため、子宮内避妊具の使用が望ましいとされています。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)

効果

アフターピル(緊急避妊薬)の効果
日本で唯一認められているアフターピル(緊急避妊薬)は「ノボレルゲストレル®」です。服用のタイミングによって妊娠阻止率は大きく変わり、24時間以内であれば約95%、48時間以内では約85%、72時間以内では約58%に下がります。 一般的には72時間以内の服用が推奨されていますが、最大120時間以内であれば一定の効果が期待できるとされています。早めの服用が効果を高める重要なポイントです。避妊の失敗や不安がある場合は、できるだけ速やかに医療機関へご相談ください。

副作用

アフターピル(緊急避妊薬)の副作用

アフターピルを服用することで起きうる副作用は下記のとおりです。

  • 気持ちが悪くなる(悪心)・・
    調査報告により異なりますが、使用後2%~14%に発症しますが嘔吐することはほとんどないようです。万が一、服用から2時間以内に嘔吐した場合は、追加で1錠の服用が必要です。
  • 生理周期の乱れ・・
    約15%の方に服用後1週間以内の出血、約50%の方に生理周期の数日間のずれが生じることがあります。

国内での使用成績調査によれば、ほかの副作用として下腹部痛などの胃腸障害や頭痛、眠気などの神経系障害、乳房障害がありました。
また、アフターピル(緊急避妊薬)を使用することができない、してはいけない方は、

  • アフターピルを以前使用して何らかの副作用が発症した方
  • 重篤な肝機能障害がある方
  • 妊娠されている方

です。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)

種類

アフターピル(緊急避妊薬)の種類
レボノルゲストレルは、日本で唯一緊急避妊薬として承認されている医薬品で、第一選択として推奨されています。服用方法は、避妊をせずに行われた性交渉あるいは避妊の手段が適切かつ十分でなかった性交渉のあと、できるだけ速やかに(72時間以内に)1錠を服用します。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)

当院で処方しているアフターピル

当院では日本で唯一緊急避妊薬として承認されているレボノルゲストレルを採用しております。避妊をせずに行われた性交渉あるいは避妊の手段が適切かつ十分でなかった性交渉のあと、できるだけ速やかに受診いただくことをおすすめしています。

費用

アフターピル(緊急避妊薬)の費用
当院でのアフターピルの処方にかかる費用は、初診料と合わせて9,450円になります。

当院でのアフターピル(緊急避妊薬)の受け取り方

診察の際にいくつか質問をさせていただいています。まず、避妊をせずに行われた性交渉あるいは避妊の手段が適切かつ十分でなかった性交渉の時期、そして最後の整理が始まった日とそこから予測できる排卵の時期です。もし覚えていらっしゃるようであればそれ以前直近の性交渉の時期と避妊法も教えて頂いています。

注意事項として、避妊の成功率は100パーセントではないことや、次の生理の時期が早くなる可能性があること、薬の服用は危険であった性交渉による妊娠の可能性のみに効果を出すものであって、次回の生理まで避妊効果が継続するものではないこと、副作用についてなどをお話ししています。

ご本人に直接薬をお渡しし、会計後に院内で服用して頂きます。

(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)

避妊ができたかどうかの確認方法

避妊ができたかどうかの確認方法
生理の予定日2日前から、予定の生理日7日後までの間に生理が来れば避妊ができたと考えられます。アフターピルを服用した後も、その後の性交渉で妊娠する可能性もあることから、生理が来るのを確認するまでは性交渉を控えるか、確実な避妊法を行う必要があります。

もし、生理が予定よりも7日以上遅れる、いつもと違う場合や腹痛がある場合には、妊娠または異所性妊娠の可能性があるので必ず診察を受けてください。なお、アフターピルを服用後に引き続き低用量ピルを服用することで継続的な避妊を行うこともできます。

(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版、婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023参照)

避妊ができなかった場合

アフターピル服用後、生理が予定より7日以上遅れる、出血量がいつもと異なる、強い腹痛がある場合は、妊娠の可能性があるため必ず医療機関を受診してください。すぐに受診できない場合は、市販の妊娠検査薬で確認しましょう。陽性の場合は避妊ができていなかったと考えられるため、早急な受診が必要です。

妊娠が判明した際は、まず子宮内妊娠かどうかの確認が行われます。約1%の確率で子宮外妊娠(異所性妊娠)の可能性があり、放置すると命に関わる危険があります。そのため必ず医療機関で診察を受けてください。なお、アフターピル服用によって胎児の異常が増えることはありません。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版、婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023参照)

よくあるご質問

Aアフターピル服用による緊急避妊法を繰り返すと、不正出血などの副作用の頻度が増えるだけでなく、低用量ピルによる経口避妊薬と比較して妊娠率が高くなります。(平成28年度改訂版、婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023参照)
A生理の予定日2日前から、予定の生理日7日後までの間に生理が来れば避妊ができたと考えられます。心配でしたら市販の妊娠検査薬で陰性を確認してください。もし、生理が予定よりも7日以上遅れる、いつもと違う場合や腹痛がある場合には、妊娠または異所性妊娠の可能性があるので必ず診察を受けてください。市販の妊娠検査薬で陽性が出た場合はもちろんのこと、陰性であっても前述の症状がある場合には必ず受診してください。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版、婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023参照)
A国内で承認されているアフターピルの服用方法は、避妊をせずに行われた性交渉あるいは避妊の手段が適切かつ十分でなかった性交渉の後72時間以内と定められています。事前の服用が性交渉の何時間前であれば効果があるのか、などの詳細は不明です。事前のアフターピル服用によって避妊効果を求めることはお勧めしません。
A当院では、未成年であっても必要に応じてアフターピルを処方しております。
Aアフターピルの処方には保険は適応されません。自費になります。
Aあります。100%避妊を保証する薬剤ではありません。24時間以内に服用した場合の妊娠阻止率が95%であるのに対して、48時間以内では85%、72時間以内であれば58%まで下がってしまいます。避妊をせずに行われた性交渉あるいは避妊の手段が適切かつ十分でなかった性交渉のあと、できるだけ速やかに服用することをお勧めします。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版参照)
A妊娠が判明した場合、診察ではまず子宮の中で妊娠しているかを確認する必要があります。およそ1%の確率で子宮の外で妊娠している場合(異所性妊娠)があり、放置していると命にかかわることがありますので、それを除外するために必ず医療機関に受診してください。なお、アフターピルを使用した妊娠で胎児に異常が増えるということはありません。(緊急避妊法の適正使用に関する指針 平成28年度改訂版、婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023参照)
A服用後2時間以内に吐いてしまった場合には、すぐに1錠追加して服用する必要があります。2時間経過以降であれば問題ありません。

川崎市でアフターピルのご相談なら
五十嵐レディースクリニックへ

五十嵐レディースクリニック

アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊の失敗や不安がある場合に、できるだけ早く服用することで高い効果が期待できます。服用までの時間が長くなるほど避妊効果は低下するため、迷ったら早めに医療機関へご相談ください。

当院では、日本で唯一承認されている緊急避妊薬レボノルゲストレルを採用し、スムーズな診察と服用までのサポートを行っています。初診から院内服用までスピーディに対応し、服用後の経過や生理の確認方法についても丁寧にご説明します。
アフターピルは時間との勝負です。川崎市で緊急避妊薬の処方をご希望の方は、当院五十嵐レディースクリニックへお早めにお問い合わせください。

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川崎市で避妊や生理痛、更年期症状など女性特有のお悩みを丁寧にサポートしています。どんな小さなことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談・ご予約ください。

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この記事の監修者
五十嵐レディースクリニック院長 五十嵐豪
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院長 五十嵐 豪

日本産科婦人科学会専門医・女性ヘルスケア専門医として産婦人科医療に長年携わり、聖マリアンナ医科大学産婦人科学の臨床教授も務めています。現在は医療法人寬繋会 五十嵐レディースクリニック理事長として、地域の女性医療に力を注いでいます。

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