十四大都市医師会連絡協議会、具体的には川崎市、横浜市、東京都、京都府、大阪府、福岡市、北九州市、広島市、千葉市、神戸市、仙台市、名古屋市、札幌市、堺市の医師会が一堂に集まり協議する会、がコロナ後4年ぶりに開催され、演者に抜擢されたので大阪堺市に行ってまいりました。

医師会は医師になったらみんなが入会する会ではなく、するかしないかは自由です。そんな医師会の仕事は、夜間休日診療所での診療医師の手配やそこでの診療のほかにも市町村からの予防接種の委託を受けての接種(コロナワクチンとかインフルエンザワクチンとかですね)、学校医や保育園の医師も医師会に所属している医師が担っています。ほかにも災害時の医師の派遣、少子化対策など(どちらも私が川崎市では担当しています)の仕事もあります。

かつては80%くらいの医師が入会し、地域医療に携わっていたのですが最近どんどん減ってきて、およそ52%までへってしまいました。自費診療のみのクリニックや美容専門のクリニックに勤務する医師が増えてきていることも一つの要因かもしれません。しかし、このまま医師会の医師が減ってしまった場合、医師の働き方改革も2024年から開始となりますので休日診療所で勤務できる医師が減ってしまったり、再度コロナ渦のようなパンデミックが発生した場合した場合に以前できた集団ワクチン接種ができない可能性もあります。

今回私はこの協議会で医師会の会員数を増やすための取り組み、会員数を増やすために解決しなければいけない問題について川崎市医師会代表の演者として意見を述べてきました。地域によって抱えている問題が違うことや、うまい解決方法を実践している地域があることを学んできましたので、今後の医師会活動に生かしていきたいと思います。では皆様、お元気でお過ごしください。