皆様こんにちは。先日、産婦人科感染症学会に参加するため長崎に行ってきたのですが、講演で上記のようなことが言われていました。すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、今日本では梅毒の患者さんか急速に増えています。そしてその原因ははっきりしていませんが、コロナ禍であったことから海外からではなく自国の中で広がってきたといえます。

外陰部ヘルペスは、外陰部にたくさんのぶつぶつができて皮膚に穴が開いたようになり非常に痛いのが症状です。梅毒でも同様の症状があり区別は難しいと思われます。また、尖圭コンジローマは外陰部や肛門部に痛みのない隆起物ができて受診する方が多いのですが、梅毒での扁平コンジローマと区別が難しいといわれています。梅毒を見逃すわけにはいきません。外陰部ヘルペスや尖圭コンジローマを疑った場合には積極的に梅毒の採血検査を行ってまいります。

梅毒は治る病気です、早期発見早期治療が大事です。これまで治療は飲み薬だけだったのですが、最近ファイザー社から注射の薬が出たそうです。そういえば私のクリニックにはファイザー社の営業の方は全然いらしてくれないなぁ・・・。そもそも担当の方っていらっしゃるのかな?もしお読みになっていらしたらご連絡頂きたいです。では皆様、お元気でおすごしください。