皆様こんにちは。先日、日本産婦人科学会に参加するため新潟へ行ってまいりました。

学会は、いつも最新の医療について教えて頂けるため本当に勉強になります。学んだ知識をしっかり患者さんに還元していきたいと思います。

一方で、学会は日本中の教育機関や研究施設で行われいている今後の医療に役立つ様々な研究の発表したり、競い合ったりする場でもあります。今回、私の母校聖マリアンナ医科大学の後輩の先生が、優秀演題賞に選ばれました。

日本中の産婦人科医が行っている研究のうち、たった3人しか選ばれない賞を受賞してくれました。実験、研究は何度も何度も失敗を繰り返して、やっとの思いで真実を捕まえるという非常に大変なものです。

私も過去に3回、この賞を受賞できるかもしれないチャンスを頂きましたが、残念ながら届きませんでした。
かつて、私の研究も手伝ってくれた後輩が、私の取れなかった賞を取ってくれたことは、なにか、かつて何度も悔しい思いをしたあの頃の私を温かく包んでくれた気がしました。昔頑張った自分が救われた気がしました。

マリアンナ産婦人科の歴史的な瞬間に立ち会えてよかったです。優秀演題賞を受賞した中村健太郎先生、彼をしっかり指導した高江正道先生、おめでとう。そして、ありがとう。

では皆様、お元気でお過ごしください。