皆様こんにちは。
ロコモとフレイルは今のコロナ渦、高齢化社会に密接に関わっていると思います。栄養と運動、そして予防医学がキーワードです。

ロコモティブシンドロームの観点から女性の生き方を考える

  • ロコモティブシンドロームとは、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態でロコモと呼ばれる。具体的には、骨・関節・筋肉・神経などの障害によって立ったり歩いたりするための身体能力が低下した状態をいう。
  • フレイルとは、高齢者において生理的予備能が低下し要介護の前段階に至った状態を意味する。フレイルが現れる要因には身体的、精神・心理的、社会的の3つの側面があり、このうち身体的フレイルがロコモと深く関係している。
  • ロコモを予防するためには、自然の老化に任せてはいけない。年齢相応に満足してはならない。
  • 50歳を過ぎたら、骨密度の測定を行うべきである。
  • 50歳以降に骨折をしたら、骨強度が低下している可能性があるため、骨粗鬆症が原因の骨脆弱性骨折を疑う。
  • 骨折は手首→背骨→大腿骨の順に折れる。骨折が治ったとしても骨粗鬆症があれば薬物療法を継続する。
  • 更年期に発生する指の疾患にへバーデン結節や手根管症候群、ばね指などがある。後者2つは靭帯の弾力性低下が原因である。ばね指はステロイド注射2回で99%治るとされる。
  • へバーデン結節の治療はつまむ、ねじるなどの指を強く使うのをやめる以外に保存的治療には良いものがない。手術も選択肢としてはある。ホルモン補充療法やエクオールについてはまだ効果がよくわかっていない。

    疾患を予防するために栄養を考える、運動をする、検査を受ける。私もいろいろ考えて実行しています。それでは皆様、本日もお元気でお過ごしください。