皆様こんにちは。
美容に使える漢方の講演のまとめを掲載させていただきます。

美容皮膚科で生きる漢方

  • 皮膚疾患の予防に補中益気湯が用いられる。
  • 漢方的な考え方から、皮膚が治らなければ、胃腸の調子をよくすると解決する場合がある。
  • 十味敗毒湯(クラシエ)には皮脂合成抑制作用、好中球抑制作用、抗酸化作用、皮膚症状抑制作用がある。
  • 桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加ヨクイニンには駆瘀血作用がある。くまなどに用いる。
  • 酒さ、赤黒い顔に桂枝茯苓丸+越婢加朮湯。桂枝茯苓丸+IPL(フォトフェイシャル)+30%ビタミンCなどを用いる。
  • まぶたの毛細血管拡張には、利水作用のある柴苓湯、当帰芍薬散、五苓散、六君子湯、防己黄耆湯などを使用する。
  • 美容には駆瘀血と利水が重要である。
  • 柴苓湯・・紫外線誘発皮膚炎の抑制効果あり。酒さ様皮膚炎、顔の赤みに効果。
  • 補中益気湯・・UVB誘発皮膚障害に対する保護効果。
  • 当帰芍薬散・・肝斑、ざ瘡、台風での頭痛など
  • 芍薬甘草湯・・抗アンドロゲン作用、抗プラスミン作用

産婦人科で用いる漢方薬と関わりのあるものも多いのですが、独特の世界観と言いましょうか・・、非常に勉強になりました。
では皆様、お元気でお過ごしください。