皆様こんにちは。
先日、川崎市の定期予防接種事業の説明会に行ってまいりました。公費のHPVワクチン接種を施設として開始するにあたり必要な知識のおさらい、という意味合いの勉強会でした。
今回の説明会出席者は私一人であったことから、説明してくださる先生からのマンツーマン指導をしていただきました。
大人になってからの先生からのマンツーマン指導は・・かつて英会話教室に少し通っていた時以来久しぶりで・・絶対に笑ってはいけない!寝てもいけない!緊張感のある40分でした。
しっかり学んだのでまとめたものをいかに記載させていただきます。ご指導ありがとうございました。
川崎市定期予防接種事業 定期予防接種説明会
HPVワクチン
- 定期予防接種とは、市町村が実施する予防接種。
- 川崎市が公費を負担するのは川崎市民のみ。市外の方の公費負担は行わない・・・住所が川崎市内
- 対象年齢は小学校6年生から高校1年生まで。1日でも外れると公費負担とならない。
- 接種不適当者は、37.5℃以上の明らかな発熱のある方など。
- HPVワクチン接種の際には、3回とも保護者に同伴頂く。
- 保護者には、接種前に次の内容を理解していることが求められる。①予防接種の有効性や安全性②予防接種の副反応(通常起こりうる反応及びまれに生じる重い副反応)③予防接種健康被害救済制度。
- 予防接種を行う前には、保護者の同意が必要である。必ず保護者同意欄に保護者の署名を頂く。
- 予防接種後に、広範な疼痛または運動障害を中心とする多様な症状を呈する場合、適切な診療を提供するために都道府県単位で協力医療機関が選定されている。当院から一番近いのは聖マリアンナ医科大学。また、川崎市における相談窓口も開設されており、必要時には、健康福祉局保健所予防接種担当に連絡をする。
- 接種前に厚生労働省から配布されているリーフレットを用いて患者と保護者に説明し、内容を理解していただく。
- 対象は小学校6年生から高校1年生の女子で、当院では4価ヒトパピローマウイルスワクチン(ガーダシル®)、同一のワクチンを規定回数接種する。1回目の接種ののち、2回目の接種は1回目接種日の2か月後の同日、3回目は、1回目の接種日から6か月後の同日に行う。1回目の接種日に2回目、3回目の日程を決めておくとわかりやすい。あと、2、3回目接種が高校2年生になってしまう場合は公費負担にならないことを留意する。
- 接種時はベッドまたはソファに横になってもらい実施する。注射後30分は保護者同伴で、なるべく立ち上がらないようにして経過を観察する。
- 2回目の実施をする場合は1回目の接種日を、3回目を実施する場合は1回目および2回目の接種日を予診票上部に記載する。
子宮頸がんは予防することができる唯一のがんです。
護りたい人が人がいるならば、
守りたい未来があるならば、
今こそ行動すべきです。
リスクは0にはできません。しかし、リスクはコントロールすることができます。私がお手伝いいたします。保護者の方と一緒にいらしてください。娘さんと一緒にいらしてください。お待ちしております。
では皆様、お元気でお過ごしください。