五十嵐レディースクリニック

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不妊スクリーニング検査

不妊スクリーニング検査

不妊スクリーニング検査は妊娠に至らない原因を調べる大切な第一歩です。本ページでは主な検査内容や流れ、費用、よくある質問を解説しています。川崎市の五十嵐レディースクリニックでは婦人科専門医が丁寧に対応し、安心して検査を受けられる診療体制を整えています。

五十嵐レディースクリニック院長 五十嵐豪
五十嵐レディースクリニック
院長 五十嵐 豪

日本産科婦人科学会専門医・女性ヘルスケア専門医として産婦人科医療に長年携わり、聖マリアンナ医科大学産婦人科学の臨床教授も務めています。現在は医療法人寬繋会 五十嵐レディースクリニック理事長として、地域の女性医療に力を注いでいます。

CONTENTS もくじ

「妊娠しづらいかも」と感じている方へ

「妊娠しづらいかも」と感じている方へ

「なかなか妊娠できないのは自分だけ?」と不安に感じていませんか。
妊娠に至らない原因は1つではなく、以下のようにさまざまです。

  • 排卵のトラブル(約10~15%)
  • 卵管の問題(約30~40%)
  • 子宮の形や病気(約10%)
  • 男性側、特に精子の問題(約40~50%)
  • 原因不明(約10~25%)

避妊しない性交渉を12か月間定期的に行っても妊娠に至らない場合、35歳以上の女性では6か月、40歳以上であればすぐに不妊スクリーニング検査を受けることをお勧めします。※1,2参考文献はページ下部にあります

不妊スクリーニング検査とは?

不妊スクリーニング検査とは?
「不妊スクリーニング検査」とは、妊娠を妨げている原因を調べるための基本的な検査です。
女性・男性の両方に検査があり、結果によって治療方針やアプローチが大きく変わります。

女性に対する検査内容


  • 血液検査
    女性ホルモン甲状腺ホルモンの状態を調べるほか、糖尿病風疹抗体の有無性病などの感染症についても検査します。
    検査結果により治療が必要な場合には、不妊治療と併せて治療を行います。

  • 経腟超音波検査
    子宮や卵巣に妊娠を妨げる病気や異常がないかを確認します。

  • 子宮卵管造影検査
    性感染症がないことを確認したうえで行います。
    子宮の内部や卵管の通りを調べる検査で、卵管内の余分なものを流す効果があり、検査後1年間の妊娠率が約1.5倍になることが知られています。

男性に対する検査内容

  • 精液検査
    妊娠に至らない原因の約半数は男性側にあるといわれています。
    精液に問題がある場合は、治療方針が大きく変わる可能性があります。そのため、できるだけ早めに検査を受けることをおすすめします。

主な検査内容

01

月経2~5日目の検査

黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、エストラジオール(E2)、プロラクチン(PRL)、テストステロン(T)についての採血検査を行います。
これらの検査は主に月経不順の原因を調べるために行われます。※2参考文献はページ下部にあります

02

月経終了後の検査

子宮卵管造影検査を行い、卵管が詰まっていないかを調べます。
検査前にクラミジア感染症の検査が必要です。

クラミジアの検査には採血検査と子宮の入り口を調べる検査がありますが、当院では月経終了後に子宮の入り口を調べる検査を行っています
また、超音波検査で子宮や卵巣の状態、特に卵胞の発育も確認します。
さらに、子宮頸がん検査も行い、異常があれば精密検査へと進みます。※2参考文献はページ下部にあります

03

排卵時期の検査

卵巣の中にある卵胞の大きさを測定することによって、いつ頃排卵するのかを予測することができます。
超音波検査により卵胞の大きさを測り、タイミングの時期をお伝えします。※2参考文献はページ下部にあります

04

高温期の検査

プロゲステロン(P4)を計測することによって黄体機能不全、すなわち高温期がしっかり必要な日数続くかどうかを調べます。
ただ、基礎体温測定をして頂いている場合、基礎体温表により判断ができますので省略されることもあります。※2参考文献はページ下部にあります

05

月経周期に関係なく行う検査

甲状腺ホルモン検査や血糖値(糖尿病の検査)測定、風疹抗体価検査を行います
また、必ず行う検査項目ではありませんが、卵巣予備能をある程度知ることができ、不妊治療のステップアップのスピードの判断材料になる抗ミューラー管ホルモンの測定も可能です。

06

男性が受ける検査

精液検査は精子の質や量を調べる検査です。
検査結果によっては治療法が全く異なるので、早めに検査を行うことが推奨されています。
当院では、聖マリアンナ医科大学病院に検査をお願いしています。

妊娠を希望されるご夫婦にまず行われる検査として以下の検査があげられます。※1参考文献はページ下部にあります

五十嵐レディースクリニックの不妊スクリーニング検査

基礎体温測定 生理の周期や排卵の有無、排卵後の高温期の状態(黄体機能)を簡単に評価できる重要な検査です。
超音波検査 子宮の奇形や子宮筋腫、子宮腺筋症などの子宮の状態を評価し、卵巣腫瘍や子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群の診断にも有用です。
さらに、排卵の時期を見極めてタイミングの時期を決める卵胞発育のモニタリングに不可欠です。
内分泌検査 初期スクリーニングとして以下のホルモンを測定します。
黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、エストラジオール(E2)、プロラクチン(PRL)、プロゲステロン(P4)、テストステロン(T)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)
測定項目は患者さんの状態と月経周期によって異なります。
クラミジア感染症の検査 採血による抗体検査や子宮の入り口を検査する方法があります。
感染が確認された場合は治療を行います。
卵管疎通性検査 卵管の通過性を確認する検査で、当院では聖マリアンナ医科大学病院にて子宮卵管造影検査を実施しています。
検査前にクラミジア感染症の検査を行います。
精液検査 精子の質や量を調べる検査で、結果により治療方針が大きく異なるため、早期検査が推奨されます。
当院では聖マリアンナ医科大学病院にて検査を行っています。

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不妊スクリーニング検査に保険は適用されるの?

不妊スクリーニング検査の多くは「不妊症」という病名だけでは保険適用にならない場合があります。 ただし、症状や他の病名がつく場合には、保険診療で行える検査もあります。

当院五十嵐レディースクリニックでは、保険が適用できるものについては保険診療でご案内し、それ以外の検査については自費診療として明確にご説明いたします。患者さまにとって最適かつ安心できる方法を一緒に検討してまいります。

検査当日の流れ

01

ご予約・受付

通常の診察枠でご予約いただき、予約受付時間までにご来院ください。順番にご案内いたします。

ご予約・受付
02

診察

診察では、不妊スクリーニング検査の内容をご説明し、患者さまのご希望やお考えをお伺いします。
そのうえで、お一人おひとりに合った検査や治療法を一緒に考え、ご提案させていただきます。

診察
03

検査

当院では、採血検査・子宮卵管造影検査・精液検査などを中心に、不妊スクリーニング検査を進めてまいります。
同時に、妊娠の可能性を高めるためのタイミング療法も併行して行います。
初回のご来院時には、その時の月経周期に合わせて、適切な検査や治療を計画していきます。

検査

よくあるご質問

Aスクリーニング検査では、採血検査、子宮がん検診、超音波検査を行います。

採血検査:多少の痛みを感じることがありますが、身構えるほどではありません。
超音波検査:痛みを伴わず、安心して受けていただけます。

また、卵管の通過性を調べる子宮卵管造影検査は、主に近隣の大学病院にご紹介して実施しています。
検査によっては、痛みを感じることもありますので、必要に応じて事前に詳しくご説明いたします。
A生理中でも、超音波検査採血検査は受けていただけます。
ただし、子宮頸がん検診は正確な結果を得るため、生理が終わった日以降に改めて行います。
また、子宮卵管造影検査は、生理が終わってから排卵までの期間に実施するのが適切です。
A 基礎体温を1〜2周期測定していただけると、必要な検査の選定や治療方針の決定に非常に役立ちます。
A超音波検査の結果は当日にお伝えできます。
採血検査などの結果は、おおよそ2週間ほどで判明します。
A明確な決まりはありませんが、一般的には避妊をせずに12カ月間定期的な性交渉を行っても妊娠に至らない場合、不妊症と考えられるため、スクリーニング検査を受けることが勧められます。

ただし、年齢によっては12カ月を待たず、早めに検査を進めた方が良い場合もあります。「少しでも気になったときに受けてよい検査」であるためお気軽にご相談ください。
A男性のスクリーニング検査としては、精液検査があります。
妊娠に至らない原因の約半分は男性側にあるともいわれており、精液に問題がある場合には、治療方針が大きく変わる可能性があります。
そのため、できるだけ早めに検査を受けることをおすすめしています。
A検査の内容により料金は異なりますが、採血検査、超音波検査など保険適応内で検査を行います。詳しくは診察の際にご相談ください。
A当院での不妊治療はタイミング療法を行っております。
スクリーニング検査を進めながらタイミング療法を開始し、必要に応じて排卵誘発剤や漢方薬も併用して頂きます。
スクリーニング検査の結果によっては生殖補助医療施設にご紹介させて頂くこともあります。
A基本的に問題ありません。

川崎市で不妊スクリーニング検査をお考えなら
五十嵐レディースクリニックへ

五十嵐レディースクリニック

不妊スクリーニング検査は、妊娠に至らない原因を調べるための大切な第一歩です。女性ではホルモン検査や子宮卵管造影検査、男性では精液検査などを行い、妊娠に関わる体の状態を丁寧に確認します。

「検査のタイミングはいつがよいですか?」というご質問も多くいただきますが、気になったときこそ検査を受ける良いタイミングです。ブライダルチェックやプレコンセプションケアの一環として検査を受ける方も増えています。

不妊専門クリニックに行くのはハードルが高いと感じている方でも、当院なら無理のない範囲で検査や治療を始めることができます。実際に当院で検査や治療を受けられ、妊娠に至った患者さまも多くいらっしゃいます。

結婚の有無にかかわらず、「妊娠について考え始めたとき」や「少し気になることがあるとき」が、検査・相談のベストタイミングです。

不安や疑問がある方は、どうぞお気軽に五十嵐レディースクリニックへご相談ください。

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川崎市で避妊や生理痛、更年期症状など女性特有のお悩みを丁寧にサポートしています。どんな小さなことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談・ご予約ください。

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この記事の監修者
五十嵐レディースクリニック院長 五十嵐豪
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院長 五十嵐 豪

日本産科婦人科学会専門医・女性ヘルスケア専門医として産婦人科医療に長年携わり、聖マリアンナ医科大学産婦人科学の臨床教授も務めています。現在は医療法人寬繋会 五十嵐レディースクリニック理事長として、地域の女性医療に力を注いでいます。

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