フォトフェイシャルとは
IPL(Intense Pulsed Light)という肌にやさしい光を顔全体に照射することで、しみ・そばかすの原因であるメラニン色素や、赤ら顔の原因であるヘモグロビンなど、複数の色素にダメージを与え、様々な肌トラブルを同時に改善する美肌治療です。肌に対して最小限のダメージで少しずつ病変を改善します。5回を1クールとして治療を行います。
また、くすみや赤みを同時に改善することで、本来の肌状態やお肌の透明感を得ることができ、さらにコラーゲンを作り出す繊維芽細胞の働きを活性化させるため、内側からキメの整ったハリのある素肌に導きます(小じわ・毛穴の開きを改善)。
施術時間も約15分と短く、肌へのダメージも大変少ないので、ガーゼや絆創膏の必要がなく終わってすぐに洗顔やメイクをすることができるのも特徴です。マイルドな治療で複数回繰り返すことでより効果を実感できます。(効果や治療間隔、回数には個人差があります)
施術による痛みも少なく、ゴムでパチンと弾かれた程度で麻酔も不要です。
施術後の注意点
副作用のリスクを減らし、治療の効果を上げるために必ず日焼け止めを塗ってください(SPF30以上)。
直後はヒリヒリした感じや赤みが数時間残ることがあります。
数日後、しみやそばかすの部分が濃く浮き出たような感じがする場合があります。これは回復に向かっている傾向で、数日でかさぶたとなって自然に剥がれ落ちます。
起こりうる副作用
色素変化・・ほとんどは皮膚の色が濃い方や施術前後に紫外線に暴露された場合に起こります。多くの場合、半年から1年程度で消失しますが、半永久的に改善しない場合もあります。
過敏な皮膚反応・・皮膚が過敏な状態になる場合があります。
紅斑・・施術後に紅斑がみられる場合があり、1~3日間程度続く場合があります。
過度の膨れ・・施術直後、皮膚が一時的に膨れる場合があります。
痒み・毛包周囲の赤み・・施術部位に痒みや毛包周囲に赤みが出現する場合があります。その部位を十分に冷やすことで軽減できることもありますが、症状が持続する場合もあります。
紫斑・・紫斑(青紫のあざ)ができることがあります。
熱傷・・熱傷によってかさぶたや水疱ができる可能性があり、全治まで5~10日程度かかる場合があります。
下記に該当する場合は治療を受けることができませんのでご了承ください。
- 1ヵ月以内の日焼け(海外旅行、海、山、ゴルフ、日焼けサロン)がある。
- 光感受性が高い(SLE、ポルフィリン症)持病がある、または光感受性を高める薬剤、サプリメントを服用している。
- 妊娠中、授乳中である。
- 免疫抑制疾患(HIVなど)、または免疫抑制剤を服用している。
- 口唇ヘルペスがある、または病歴がある。
- 抗凝固剤を服用している。
- 皮膚がん、または皮膚がんの既往がある。
- ケロイド体質である。
- 糖尿病、てんかん、アルコール中毒、うっ血性心不全などの全身性疾患がある。
- 重度の皮膚疾患、炎症性皮膚疾患、感染性皮膚疾患がある。