皆様こんにちは。点滴療法研究会のベーシックセミナーを再受講してまいりました。この研究会は、高濃度ビタミンC点滴やグルタチオン点滴、マイヤーズカクテルなど医学的に有効性を確認している点滴療法の研究会で、私はここ3年毎年参加させて頂いています。
上記の点滴による治療について知識の確認もさることながら、私の普段のフィールド、産婦人科の学会では学ぶことができないような点滴治療の最新知識を毎年アップデートできるのがこの研究会の最大の魅力です。
アンチエイジング、皮膚症状の改善、風邪予防、疲労回復やがん治療に併用して用いられる高濃度ビタミンC点滴。パーキンソン病、抗がん剤シスプラチンによる末梢神経障害、慢性疲労、美白に用いられるグルタチオン点滴。気管支喘息、片頭痛発作、慢性疲労症候群、線維筋痛症、耳鳴り、全身倦怠感などに用いられるマイヤーズカクテル。知識を整理させて頂きました。
さて、昨年の研究会では国際オーソモレキュラー医学会が推奨する新型コロナウイルス発症予防のためのサプリメントの種類と推奨量が示されましたが(以前のブログをご参照ください)、今年もさらなる研究結果や文献考察をもとに新型コロナ感染予防プロトコールが示されました。
点滴療法では、マイヤーズカクテルまたは25gビタミンC点滴を初回、または2週間に1回。そして、経口サプリメントはビタミンC 2~4g/日、ビタミンD 5000IU/日(125μg)、亜鉛 50㎎/日だそうです。
私は2週間に1回位の頻度で、自院の12.5gビタミンC点滴を行っています。半分量ですが、しないよりはいいのかなと思っています。また、サプリメントは、ビタミンCを1日3g(分子生理化学研究所)、ビタミンDは1日に25μg(ヘルシーパス社)、亜鉛を1日に10㎎(ヘルシーパス社)、その他数種類を摂取しています。コロナワクチンも打っていますが、おかげさまで開院から1年半過ぎましたが、風邪ひくこともなく元気に過ごしています。感染予防はできることから少しずつ、皆様もいかがでしょうか。それでは、お元気でお過ごしください。