皆様こんにちは。
先週末、京都で開催された第21回、日本抗加齢医学会に参加してまいりました。この学会は、産婦人科医の私が、ほかの診療科やまさにアンチエイジングについて学ぶことができる、毎年楽しみにしている学会です。
以前、別の学会に参加した際に、女性の糖尿病患者は年々増加傾向にあり、そのことにリンクしてアルツハイマー病も増えている。糖尿病ではアルツハイマーになりやすい、と話を聞いたことがありました。
今回は、歯周病菌であるポルフィロモナス・ジンジバリスが、アルツハイマー病患者の脳から、そして脊髄液からも検出されたことから、歯周病がアルツハイマーの原因であるという興味深い講演を聞くことができました。今、この歯周病菌が産生するジンジバインという酵素を阻害する薬剤が作成中だそうです。
ほかにも、潜在性甲状腺機能亢進症、低下症の管理や亜鉛不足による体調不良についてなど、大変勉強になった3日間でした。
では皆様、お元気でお過ごしください。